工事契約(受注制作のソフトウェア含む)に関する会計基準の公開草案が出たようです
ソースはこちら。
ソフトウェア開発に携わるものとしては、売上の認識が進行基準になるのは凄いインパクトじゃないのかなと注目していたのですが、草案の内容を見ると結構拍子抜けな感じでしょうか。
こちらで公表されている草案によれば
(工事進行基準を適用する場合)
7. 工事契約に関して、工事の進行途上においても、その進捗部分について成果の確実
性が認められる場合には、工事進行基準に基づいて工事収益及び工事原価を計上する。
成果の確実性が認められるためには、次の各要素について、信頼性をもって見積る
ことができる必要がある。
(1) 工事収益総額(第9 項及び第10 項参照)
(2) 工事原価総額(第11 項参照)
(3) 決算日における工事進捗度(第12 項参照)
(工事完成基準を適用する場合)
8. 工事契約が前項の要件を満たさない場合には、工事完成基準に基づいて、工事収益
及び工事原価を計上する。
ということで、字句通りに解釈すれば(1)受注額がはっきりしていないか(2)費用総額の見積が立てられないか(3)進捗状況を把握できていない場合には従来どおり完成基準でOKなようです。要するに管理がしっかりしてないところは今までどおりで良いですよってことで、上場している結構大きなソフト屋さんでもザル勘定なところが多いわれらが業界にとって、とりあえずは一安心といったところでしょうか。
・・・正直、骨抜きじゃありません?