まさか光が

さすがにこの展開は予想しませんでした。

電波的な彼女 ~幸福ゲーム~ (スーパーダッシュ文庫)

電波的な彼女 ~幸福ゲーム~ (スーパーダッシュ文庫)

ラノベというか、いわゆる美少女ゲーム的王道として、遍く女性キャラは主人公に惚れるものではありますが、まさか光まで毒牙にかかるとは・・・w。せいぜい姉との仲を認めるくらいで納まるものと予想しておりましたが、改めて1巻から読み返してみると、なるほどツンデるであろうことは明白な感もあり、私のライトノベルに関する知見の浅さを思い知った次第。まぁ、深くならなくても一向に構わないわけですが。
今作での犯人キャラの電波っぷりも見事なものでありました。ゴミ屋敷のおばちゃんを見てもわかるとおり、現実世界で電波な人に打ち勝つのは相当難しいことであり、そのぶん毒をもって毒を制すがごとき雨の電波っぷりには溜飲を下げるのであります。まぁ、私はリアルで苦労してないから楽しめますが、人によっては身につまされすぎて読むのに堪えないこともあるかも・・・
なんにしろ、いろんな意味で傑作です。