未知のジャンル？

このラノ9位ということで読んでみました。

イヴは夜明けに微笑んで―黄昏色の詠使い (富士見ファンタジア文庫)

えーと、これはショタってジャンルなんですかね。あまり読んだこと無いんで分からないけど。まぁ、男性でも充分に楽しめる話です。
正直、出だしはきつかったです。5色の名詠とかなんとか、いかにもファンタジーな設定はおじさん的に読むのがしんどい。独自の世界観ってだけでかなりげんなりだったのですけれど、我慢して読んでいってよかったです。
設定やストーリーは「よくある」って言葉でくくれちゃいそうなのですけど、なんだか詩のように畳み掛けてくる文章がよいでね。クライマックスではぐっと来ました。名詠と称した詩がたくさん出てきて、それもよく出来てそうなんですけど・・・すみません、全部すっ飛ばしです＞＜
いや、充分ストーリーだけで読ませてくれるんですよ。お勧めです。