ヤフー、広告の掲載結果測定に新方式を導入--10月1日から - CNET Japan

広告の測定方法についてはIABからガイドラインが出ています。
http://www.iab.net/standards/pdf/BB_measurementGuidelines_051006.pdf
一部抜粋すると

“A measurement of responses from an ad delivery system to an ad request from the user's browser, which is
filtered from robotic activity and is recorded at a point as late as possible in the process of delivery of the creative
material to the user's browser -- therefore closest to actual opportunity to see by the user.”

クローラーなどのロボットによるアクセスは広告効果があるわけ無いので当然排除されるべきとして、測定の機会についてもできるだけ遅いタイミングで行うべきものとされています。これはページを開いても広告が表示される前に他ページへ遷移されてしまうようなケースを想定してのものです。
Yahooの従来の方法では、

  1. 広告配信
  2. インプレッション数をカウント

となっていたのが、新方式では

  1. 広告(+Beacon)配信
  2. 広告表示
  3. Beaconがカウントサーバにリクエスト発信
  4. インプレッション数をカウント

というように、広告がクライアント側で確かに表示されたあとでインプレッションをカウントすることで、より確かな数値を捕らえるようにしたということです。
ビジネスの視点で見ると、この方式を採用することでサイトのインプレッションは当然減少することになるので、高精度であることを広告主に訴えた上で単価アップの交渉を行うことになるかと思いますが、お客さんがある程度Web広告に精通していないと、この仕組みを理解して貰うのは大変かもしれませんね(- -)