NOAH日本武道館大会(2006.10.29)

遅ればせながら昨日の武道館大会の感想を。
カードが弱かったので客入りが心配されていましたが、終わってみれば7〜8割の入り。うーむ、丸藤&KENTAのブランドは私の想像以上に浸透していたようです。
セミまで前座という、鷹村の世界戦でもありえないような強気のラインナップでしたが、なかなか良く会場を暖めていたと思います。特に良かったのは第6試合。橋の頑張りもさることながら森嶋・ヨネ組みの安定感がずば抜けています。特に森嶋、タッチして登場するだけでどよめき、動作の一挙手一投足に周囲の唸り声が聞こえる怪物っぷり。秋山も流石の動きで、とても盛り上がりました。
そしてメインについては、もう何を語っても蛇足になりそうな素晴らしいデキ。究極というには技の失敗が多少目に付きましたが、あの二人の体を張った攻防にはほんとに頭が下がります。四天王プロレスの正統継承者といってよいでしょう。
柵越えケブラーダや断崖式ファルコンアローなどの危険技がたくさんでましたが、自分的に印象に残っているのはKENTAが不知火をかけようとする丸藤を場外へ投げ飛ばしたシーン。不知火というのはプロレス的切り返しをかけるのが意外に難しそうな技なので、目から鱗という感じです。
さて、次はいよいよ三沢さんが登場なのでしょうか。正直ここのところあまりコンディションがよろしくないので、内容的には多少不安な面もありますが、丸藤がどのような戦いを見せるのか注目ですね。楽しみにしていましょう。