超、携帯電話向けコミュニティサイト「hanahana」で仮想通貨サービス開始 - CNET Japan

ビジネスのアイデアとしては非常に面白いですね。利用の流れとしては

  1. 会員登録して仮想通貨chaoを購入する(10chao1円)
  2. 感謝の気持ちのやりとりをchaoで行う
  3. やりとりが増えると自分のランクが上がる

現金への還元や直接の物品購入には使えないようなので、チップのやり取りをするためのツールだと思えばよいでしょうか。
1,000円の図書カードと1,000円の現金のどちらがほしいかと聞かれたら、普通は何でも買える現金のほうを選びます。それなのに図書カードの需要があるのはその不便さのせいです。現金だと本も買える一方で風俗のサービスを買ったりすることもできます。だから現金はちょっと汚れた感じがして、思いやりの気持ちを込めるのに向きません。
図書カードでは本が買えますが、chaoでは感謝の気持ちを伝える手段が買えます。お金の流れがユーザーから運営会社への一方向なので、少々詐欺まがいの印象を与えてしまう部分もあるでしょう。ただ、現金に還元できたり一般の商品を買えたりするのでは、上記の理由からchaoの存在価値はなくなってしまいます。
さて、このようなサービスがどれだけ普及するのでしょうか。立ち上げの時期を乗り越えれば結構いけるんじゃないかという気がします。コミュニケーションの基本を感謝の気持ちにおいている点はユニークで面白いです。うまいことイメージ戦略を展開して、chao購入の心理的抵抗を無くせるかどうかが鍵ですね。
ちなみに私が利用することは無いと思います。そんな暖かい人間じゃないですからね、ええ。